独立開業までの道のり(道を決める)

自分が公認会計士試験に合格したのが25歳のときでして、合格年齢としては平均くらいであったかと思います。あれから既に15年近くこの業界で働いていることになります。ただ、もともと今のような道をイメージしていたかというと全くそうではありませんでした。

地元清水の高校を卒業後、大阪の大学に進学しました。その頃は将来のことなど考えず、アルバイトや友人と遊ぶことだけで世界が完結するような、よくいる大学生でした。経済学部ではありましたが、最小限の努力で単位を取るための勉強しかしていませんでした。

三回生(三年生のこと、関西ではこのようにいいます)の終わりから就職活動が始まりましたが、仕事のことなどこれまで考えたことがなく、やりたいこと、やれることが全くわかっていませんでした。そもそも仕事のイメージも何もありません。自分の周りの友人も同じような状況で、とりあえず知っている会社にエントリーしました。テレビ局、広告代理店、スポーツメーカー、などです。ただ銀行は固そうだったので受けず…。このような会社は当然人気も高く、また当時就職氷河期でもあり、特徴のない学生はエントリーシートさえ通りません。そうやって活動しているうちに、本当にこれは自分がやりたいことなのかという疑問が出てきました周りがやっているからという理由でなんとなく就職活動を始めましたが、これから40年以上は働くのだから、自分は将来どうしていきたいのかもう少し真面目に考えてみようと思ったのです。それが確か四回生になった5月頃でした。

それからゼロベースで将来を考え始めました。自分の場合とてもシンプルで、好きなことか得意なことを仕事にする、という決め方でした。好きなことであれば毎日する仕事が嫌々ではなく楽しく取り組めます。また、得意なことであれば周りからも評価され仕事が苦ではないからです。好きで得意なことであれば一番いいのですが、自分に当てはまるものは無さそうでした。当時の自分の興味はスポーツと海外旅行くらいでして、身体能力も英会話能力も足りていない自分には厳しそうです。そこで得意なことに絞ることにしました。アルバイトしかしたことがない状況で得意な仕事を見つけることは難しそうですが、自分の得意な能力を活かす仕事という観点で探しました。そうやって過去を思い出していくと子供の頃から数学は得意だったではないかと気付きました。数字に対するアレルギーはなく、むしろ好きだったのでこれをベースに仕事を探すこととしました。
次は数字を使う仕事の洗い出しです。そもそもどのような仕事があるのかわかっていなかったため、大学の生協に行って資格のパンフレットをどっさり持ち帰ってきました。大原とかTACとか、生協の入口横のラックに置かれているパンフレットです。自宅に戻ってパンフレットを読み漁っていると、その中に公認会計士の資格のパンフレットを見つけました。恥ずかしながらその時まで公認会計士について全く知らなかったのですが、何やら数字を扱う仕事で尊敬される仕事だと書いてありました。また、収入もとてもいいと。これだと思いました。公認会計士の具体的な仕事や、資格取得の難易度は全く考慮しませんでした。周りからドロップアウトしたというプレッシャーもあり、早く決めなければという思いが強かったこともあります。
こうして資格取得の道を選ぶことになったのですが、これがまた茨の道でした…

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