私が独立開業するまで (IT企業へ)

DeNAへの初出社は東日本大震災後の週明けでした。エージェントからは月曜の10時に会社に行くよう伝えられていました。地震の後、会社がどのような状況になっているのか全くわからず、初日から不在というのもやる気がなさそうなので、とりあえず行ってみることにしました。到着すると出社している人はまばらで、よく来ましたねという反応でしたが暖かく迎えてもらいました。

ここでの業務は経理が中心でしたが、会社が大企業になる過渡期であり、貴重な経験を積めました。その一つがIFRS適用会社への移行でして、確か日本で10数番目の移行でした。他社の事例も少なく、それが業務に及ぼす影響や実際の移行にどれだけ工数がかかるのか皆想像できませんでしたが、経営陣の鶴の一声で移行することが決まりました。また、その後会計システムの変更も行われました。これもなかなか経験できることではないので、とてもありがたかったです。

こうした会計関連で経験を積めたことはもちろんですが、それ以上にこの会社で働く人にとても刺激を受けました。社内には会計士、税理士、弁護士がゴロゴロいて、有名企業から転職してきた人も大勢いました。また、よくいわれていることですが新卒入社組が素晴らしい。社風も良く、事業会社としての理想的な環境を経験できたことで、自分の中のあるべき会社像が見えてきたように思います。分かりやすく見た目も変わりました。これまではクライアント先にスーツで訪問するのが通常でしたが、ここではジーパン、TシャツにスニーカーかサンダルというThe IT企業でして、下手をしたら浪人生やニートのようでした。そのような格好でめちゃくちゃ働き、仕事が終わったらそのまま飲みに行くというなかなか熱い経験ができ、同じような仲間とも親しくなりました。この会社は、会社を辞めて独立し、自分で事業を始める人が大勢おり、何人かは自分が独立した後にお客さんになってくれることとなります。

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