私が独立開業するまで (開業初期)

静岡に戻って、最初にしたのは事務所を探すことでした。当然資金が無いの家賃重視で探していると、市が運営しているインキュベーション施設を発見しました。家賃は何と月額1万円。税理士事務所のような全く革新性のない事業でも入居可能か確認したところ、空いていれば特に問題無いということでした。広さは8.13平米という狭さでしたが、始めは自分一人なのでその狭さでも問題ありません。審査を受け、すぐに入居が決定しました。

 

そこの施設は3年以内に退去することが条件のため、事業を始めて間もない方が隣合わせで大勢いました。2つのフロアで各15部屋ほどあり、入退去が頻繁にありましたが常時2,30社は入っていたかと思います。世代は様々でしたが皆割と仲が良く、休憩室で話したり、夜飲みに行ったりもしました。入ってから気付いたのですが、その中で税理士は自分1人でしたので、色んな相談を受けましたし、後にお客さんとなってくれる方も何社か現れました。後に施設の運営の方に聞いたこところによると、同じ士業の事務所が同時期に入るとけんかになるので、重複しないように調整しているということでした。あっさりと入居できたように思っていましたが、運が良かったです。

 

3月1日に事業を開始しましたが、始めはお客さんがいませんでしたので、時間が有り余っていました。税理士事務所は机、椅子、プリンター、本棚を運び、回線をつなげてPCのスイッチを入れれば出来上がりですので、半日ほどで完了です。あとはHPを作ったり、同業者のブログをひたすら読んでいました。それこそ、開業して他の皆さんがどのような活動をしたのか調べ、真似できることは全て真似していました。

 

そうはいってもすぐにお客さんが見つかるわけでもなく、周りの税理士事務所が3月で繁忙期を迎えている中、時間だけが静かに過ぎていきました。最初の3ヶ月ほどは売上もゼロでしたので、本当にこれで生きていけるのだろうか、地元に帰ってきて自分は何をしているのだろう、と不安でした。開業してから今までの中で、仕事のないこの時期が一番辛い時期でした。

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